転職者の志望動機の注意点

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転職者の志望動機の注意点

終身雇用制の崩壊と共に最近では社会人の転職は当たり前の事となっています。業界により多少状況は異なりますが、同業他社への転職はもちろん全くの異業種にチャレンジする事も前向きに考える人がとても増えているのです。

転職者の場合、当然社会人経験があるわけですからその分新卒者とは志望動機の内容も違ってきます。社会人としての常識を把握している事はもちろんのこと、少なくとも一度は採用試験に合格しているわけですから最低限のコツは抑えていることと思います。

ただし、これは日本人の気質による部分も大きいと考えられるのですが、転職者の志望動機については「自己アピールが弱すぎる」ケースが多いのです。どうしても謙りすぎ、謙遜し過ぎ、といった控えめな内容の志望動機が多いという意味ですね。日本人らしいといえば日本人らしいのですが、転職活動とはある意味戦いでもあります。戦いを勝ち抜き、好条件での内定を手に入れるためには控えめな態度は不利になります。自分では「多少オーバーかな」と思えるくらいの強気で攻めなければ採用担当者の心にはなかなか響きません。自分の経験や能力に自信の無い人など採用したくはならないからです。


転職活動における志望動機は多少盛るくらいで丁度いいのです。採用されてしまえばこっちのもの、とまでは言い過ぎですが、全く出来ないことを「出来る」と言ってみたり、や一切経験したことがないことを「経験あり」という言うのでなければ問題はありません。結局は就職した先の企業で与えられたタスクに邁進するしかないのです。期待に応えられるかを心配するよりも、まず先に「期待されること」が大切なのです。

このような強気の志望動機は特に営業職などではウケが良くなります。「前職の自動車ディーラーでは月間営業成績県内1位を獲得」や「顧客満足度調査で自分の率いるチームが3年連続95%以上達成」といったフレーズは応募者の能力をアピールするには最適です。応募者自身としては「しかし、新しい企業でも同じような成績を残せるかどうかは分からないぞ・・・」と考えるかもしれませんがそんなことは当たり前です。良い成績は出せるかもしれないし出せないかもしれません。最大限努力してダメなのであればそれは仕方の無い事という割り切りが大切です。頭を悩ませるのは採用された後からにしましょう。

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