看護師の志望動機

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看護師の志望動機

医療技術が高度化し、更に未曾有の超高齢化社会へと歩みを進める我が日本において、医療現場の最前線で戦う看護師は常に人手不足の状況にあります。しかし、資格さえもっていれば必ず自分の希望する病院に入職できるとは限りません。給与や福利厚生はもちろん、業務内容も病院によって千差万別です。看護師採用試験へ応募する際の志望動機は、看護師としての心構えだけではなく、受験する病院の特性と自分の個性が上手くマッチングしていることを、きちんと示す必要があるのです。

看護師の志望動機 例文①

私は幼い頃から看護師への憧れ強く持ち、これまで看護学生としての勉強に打ち込んで参りました。現実の医療の現場は大変厳しく、そして悩みやプレッシャーも多いこととは想像しております。しかし、自慢の粘り強い性格と旺盛な好奇心を武器に経験を積み、必ずや立派な看護師として成長できると自分を信じています。貴院は新人研修プログラムも充実しており、また、私の希望する心臓外科の名門病院としても有名です。これからは、看護師にも高い専門性が求められる時代がやって来ると思います。貴院に入職し、心臓外科勤務のプロフェッショナル看護師として成長し、貴院に貢献させて頂きたいと考えております。よろしくお願い致します。

新人看護師は必ず就職する直前まで学生として看護師の基礎を勉強しています。しかし、どんな分野でも共通することですが、実際の現場と学生として学んできた内容との差はとても大きいのです。上記の例①では、学生時代にきちんと勉強に打ち込んできたことを伝えると共に、現実は甘くないという認識をきちんと持っていることが簡潔に伝えられています。また、「心臓外科」という具体的な文言が登場しているのも真剣味が感じられて好印象と言えるでしょう。

看護師の志望動機 例文②

私は7年ほど前まで市立◯◯病院の内科看護師として8年間勤務しておりました。その後結婚や出産、子育てを経て再び看護師として復職しようと思い、貴院の採用試験を受験させて頂きました。貴院は内科医院ということで以前の経験も活かせると思います。また、今後子供を新たに授かる予定はありませんので、長期安定的に勤務を続けることが出来ます。よろしくお願い致します。

看護師は常に人手不足ですから、数年間ブランクがある場合でも過去の経験を活かすことのできる職場であればかなり採用されやすいと言えます。また、上記例文②のポイントは「子供はこれ以上作る予定はないので長期的に働ける見込み」という点です。採用する病院側としては出産・育児で長期的に休まれたり、退職されたりするのをとても恐れます。ですから、例文②のように長期的に働ける見込みが強い場合はその部分を強調することでかなりの高評価が得られるのです。

ちなみに、看護師の志望動機としてありがちなのは、自分や家族が過去に入院した経験があり、その時に看護師に対して憧れや尊敬を感じた。というものです。決して悪い志望動機ではないのですが、あまりにも頻繁に使われ過ぎているためややリアリティに欠ける志望動機と受け止められるかもしれません。注意しましょう。

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