中学受験 志望動機 (その2)

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中学受験 志望動機 (その2)

中学受験については本人よりもむしろ親御さんの意向が強いというのが現実です。これは別に悪いことではなく、例えば学区内の公立中学の評判があまり良くない一方で、質の高い学校生活の環境を提供してくれる私立中学が登校できる範囲内にあるのであれば、そちらに通わせてあげたいと考えるのは親心として当然のことなのです。

中学受験の志望動機 例文③
私共の家庭における教育方針は「穏やかで親切な人間に育つこと」です。この社会は様々な競争に溢れています。確かに勉強もスポーツも、人と競い合うことによってより向上心が養われるということは確かだと思いますし正しいことだと思います。ただ、娘についてはその気立ての優しさ、人を思いやる心を最大限に引き出し、人と社会の役に立つ人間へと成長して欲しいと考えております。貴校の伸びやかでおおらかな校風、自然豊かな環境、そして人間力の育成を第一に考えられた学習方針は私共の理想とする中学校だと感じております。娘も貴校に対し大きな関心を持ち、新しい中学生活に向けて希望を膨らませているところでございます。何卒宜しくお願い致します。

例文③は勉強やスポーツの特性とは少し違った部分、受験生の性格的な面や家庭での教育方針から中学受験の志望動機を考えた例です。中学受験の志望動機は受験する中学校の特徴と受験生の特性を上手くリンクさせなければ説得力が得られません。これは前回の記事でも書いた通りです。例文③のように、敢えて勉強やスポーツに対して高い目標があることを志望動機の内容としなくてもよいのです。

中学受験の志望動機 例文④
貴校を志望する第一の理由は、貴校が最も大切にされている「礼儀正しさ」を中心とした教育方針にあります。私はどれだけ勉強が出来ても、スポーツの成績が優秀であっても、礼儀のなっていない者には人間としての価値が全くないと考えております。貴校の見学会に参加させて頂いた際、子どもたちが全員、とても丁寧な挨拶をしてくれたことに深く感動致しました。挨拶は礼儀の基本中の基本であり、息子にも誰に対してでもあのような素晴らしい挨拶が自然とできるような人間に育って欲しいと心から思ったのです。まだ、甘えの目立つ息子ではありますが、何卒宜しくお願い致します。

例文④も勉強やスポーツ以外にポイントを置いて志望動機を作成した例文です。教育方針とは人間教育の根本であり、決して勉強やスポーツだけを指しているわけではありませんね。中学生は思春期が始まる年代でありまた、感受性が最も高まる時期です。中学受験の志望動機は「人間としての成長」に重点を置くことも重要なのです。

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