志望動機には企業研究の結果が現れる

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志望動機には企業研究の結果が現れる

就職活動を始めるとまず最初に手をつけるのが業界研究、そして企業研究ですね。その過程の中で自分の特性との相性や、将来性、企業風土、社風などを分析し応募する企業を絞り込むわけです。

応募する企業が決まれば次はエントリーシートや履歴書の作成に入ります。履歴書の大部分は年齢や学歴といった決まりきった内容ですが、志望動機だけはあなたのオリジナリティが強く発揮される項目なのです。

志望動機には業界・企業研究の結果が大きく反映されます。むしろ志望動機を作り上げるためにこれらの分析を行うといっても過言ではないくらいです。企業分析では自分の就職先企業に求める物は一体何なのかを自問自答しながら進めることになります。この時点では「何より給与の額が一番大事だ!」という所からスタートしても全く構いません。しかし、分析を続けるにつれ自分にとって本当に大切なのは決して給与ではないことに気づくかもしれません。

例えば、もしあなたが将来的に独立を目指したいのであれば、業務の上流工程や顧客と直接折衝する機会のありそうな企業を選ぶべきです。また、同業他社や関連企業との人脈作りにも有利な企業の志望順位を上げるべきで、給与の額などは二の次だということが分かります。


また、技術者として一つの道を極めたいのであれば常に現場の最前線に立ち続けられる企業を選ぶべきです。「メーカー」とは言っても設計段階のみの関与がほとんどでそれを実現するための技術者は協力会社の社員ばかりだ、ということも最近の製造業の現場ではよくある話です。

必ずしも志望動機の欄に書き込むことではありませんが、業界・企業分析の出発点は10年後、20年後の自分をどのようにイメージするかによって変わってきます。そのイメージがぼんやりしたままでは良い企業も選べませんし胸を打つ志望動機も書けません。逆に将来のイメージがはっきり湧かないような企業はあなたとの相性はイマイチである可能性も高いのです。

敵を知り己を知れば百戦危うからずと言いますが。これは正に就職活動のためにあるような言葉です。志望動機について考えるということは、改めて自分の価値観を問い直す作業でもあるのです。目先に捕らわれず、広い視野を持って就職活動を進めていきましょう。

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