新卒者の志望動機の注意点

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新卒者の志望動機の注意点

現役の学生がこれからいよいよ社会へと飛び出そうとする場合の志望動機には、転職者とは違った注意点が存在します。新卒という特別な権利は基本的に人生で一度しかありません。日本の企業は不思議なことに新卒一括採用という募集方法を大変好み、就職経験のないピカピカの学生に大きな価値を見出しているのです。

社会人経験のない学生にとって、履歴書の志望動機作成はついついピントのズレたものとなってしまいがちです。特に最近に若者には、「自分の考えを素直に表現するのが良い」という風潮がとても強いですので、独りよがりな内容になってしまったり、全く採用企業側の立場を考えてはいない内容になってしまったりするケースが急増しているのです。

学生である以上、ある程度は仕方のないことなのですが、「自分の利益」や「自分の都合」を応募する企業にぶつけても仕方ありません。学生の志望動機の中には「親が受験しろと言ったから」・「どこかに就職しないと生活できないから」・「家から近いから」といった目を疑うような内容の志望動機が散見されるのです。これではどれだけ学生としての成績が優秀であっても採用されるはずがありませんね。


実は今から40年も前のバブル景気の頃には上記のような内容の志望動機でも片っ端から有名企業に採用されていた時代がありました。当時は若くてそこそこの学歴さえあれば後は入社してから社会人としての考え方は叩きこめばいい、という考え方が一般的だったのです。

しかし、最近ではいかに早く新人を実戦投入できるかが企業の人事担当者や育成担当者の重要な仕事となっています。そのため学生時点で社会人としての心構えはほぼ完成していることが望まれるのです。

学生と社会人では責任の重さや、日々こなさなくてはならない仕事量が桁違いです。当サイトをしっかり読み込んでいる学生諸氏にはクドいと思われるかもしれませんが、志望動機の書き方をミスすればその履歴書の価値はゼロになります。自己分析だけでなく業界分析、企業分析を深め「企業側が採用したいと思える人材」であることをしっかりアピールしましょう。志望動機は履歴書の要なのです。

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